MinecraftへMODを追加したり、描画距離を広げたりすると、次のような問題が起こることがあります。
- FPSが低くなる
- 一瞬止まるようなカクつきが発生する
- モブやレッドストーンが増えると動作が遅くなる
- メモリ使用量が増える
- Minecraftの起動に時間がかかる
- 大型MODパックが不安定になる
このような場合に役立つのが「軽量化MOD」です。
ただし、軽量化MODはすべて同じ処理を改善するわけではありません。
描画処理を軽くするMOD、ゲーム内部の計算を効率化するMOD、メモリ使用量を減らすMODなど、それぞれ役割が異なります。
この記事では、2026年現在も利用されている定番の軽量化MODを5つ紹介し、改善したい症状に合った選び方や、おすすめの組み合わせを解説します。
おすすめ軽量化MOD5選の比較
先に、今回紹介する5つの違いをまとめます。
| MOD | 主な役割 | 効果が期待できる症状 | 導入する場所 |
|---|---|---|---|
| Sodium | 描画処理の最適化 | FPS低下、細かなカクつき | クライアント |
| Lithium | ゲーム内部処理の最適化 | モブ、レッドストーン、ワールド処理の遅れ | クライアント・サーバー |
| FerriteCore | メモリ使用量の削減 | メモリ不足、大型MOD環境 | クライアント・サーバー |
| Entity Culling | 見えないエンティティの描画を省略 | モブやチェストが多い場所でのFPS低下 | クライアント |
| ModernFix | メモリ・読み込み・不具合を総合的に改善 | 大型MODパック、起動や読み込みの遅さ | クライアント・サーバー |
FPSを上げたい場合はSodium、ゲーム内部の処理を軽くしたい場合はLithium、メモリ使用量を減らしたい場合はFerriteCoreというように、目的に合わせて選ぶのが基本です。
FPSとゲーム処理の重さは別物
軽量化MODを選ぶ前に、「FPS」と「ゲーム内部の処理」の違いを知っておきましょう。
FPS
FPSは、1秒間に画面を何回描画できるかを表す数値です。
FPSが低いと、画面がガクガクしたり、視点を動かしたときに滑らかに見えなかったりします。
主に影響するものは次のとおりです。
- グラフィックボードの性能
- 描画距離
- 影MOD・シェーダーパック
- エンティティやパーティクルの数
- 描画処理を変更するMOD
FPSの改善を目的にする場合は、SodiumやEntity Cullingが候補になります。
ゲーム内部の処理
Minecraftでは、画面の描画とは別に、次のような処理が行われています。
- モブのAI
- レッドストーン
- ブロックの更新
- 液体の流れ
- ホッパーなどの処理
- ワールドやチャンクの処理
これらの処理が遅くなると、FPSが高くても、モブが止まったり、ブロックを壊した反応が遅れたりすることがあります。
このような内部処理の改善には、Lithiumが向いています。Lithiumはゲーム物理、モブAI、ブロックのティック処理などを最適化し、クライアントとサーバーの両方で利用できます。
1.Sodium
Sodiumは、Minecraftの描画処理を最適化する軽量化MODです。
Minecraftのレンダリングエンジンを置き換えることで、FPSの向上や細かなカクつきの軽減を目的としています。
Sodiumの主な効果
- FPSの向上
- 視点移動時の細かなカクつきの軽減
- チャンク描画の効率化
- ビデオ設定画面の改善
- 描画に関する一部の不具合修正
特に、通常のMinecraftでFPSが低い場合や、描画距離を広げたときに重くなる場合は、最初に試したい軽量化MODです。
Sodiumが向いている人
- MinecraftのFPSを上げたい
- 画面の細かなカクつきを減らしたい
- FabricまたはNeoForgeを使用している
- Iris Shadersでシェーダーパックを使いたい
- 軽量化MODを初めて導入する
Sodiumの注意点
Sodiumは描画処理を最適化しますが、モブAIやレッドストーンなど、ゲーム内部のすべての処理を軽くするわけではありません。
また、Sodiumを導入しても、シェーダーパックを有効にするとグラフィックボードへの負荷は増えます。
影MODが必ず軽くなるというより、シェーダーを使用するための描画環境を効率化できると考えたほうが正確です。

2. Lithium
Lithiumは、Minecraftのゲーム内部処理を最適化する軽量化MODです。
Sodiumが画面の描画を担当するのに対し、Lithiumは次のような処理を効率化します。
- モブのAI
- ゲーム物理
- ブロックの更新
- レッドストーン
- ワールド処理
- エンティティの処理
LithiumはFabric・NeoForge・Quiltに対応し、シングルプレイとマルチプレイサーバーの両方で利用できます。サーバーだけに導入して使用することも可能です。
Lithiumが向いている人
- モブを大量に飼育している
- 大規模な自動装置を作っている
- レッドストーン回路を多用している
- Minecraftサーバーを軽くしたい
- Sodiumと組み合わせて総合的に軽量化したい
LithiumでFPSは上がる?
Lithiumは描画MODではないため、FPSが直接大幅に上がるとは限りません。
ただし、ゲーム内部の処理が原因で動作が止まっている環境では、カクつきが軽減される可能性があります。
SodiumとLithiumは役割が異なるため、同じ環境で組み合わせやすいMODです。
バックアップを取ってから導入する
Lithiumの公式リリース案内でも、導入前にワールドをバックアップするよう案内されています。
通常はバニラのゲーム性を変えないよう設計されていますが、ほかのMODとの組み合わせによって問題が起きる可能性はあります。

3. FerriteCore
FerriteCoreは、Minecraftのメモリ使用量を削減する軽量化MODです。
ブロック状態やモデルなど、Minecraftがメモリ上に保持するデータを効率化し、重複するデータを減らします。
Fabric・NeoForgeなどに対応し、クライアント側とサーバー側の両方で利用できます。26.1.x向けにはFabric版とNeoForge版が公開されています。
FerriteCoreの主な効果
- Minecraftのメモリ使用量を削減する
- 大型MODパックのメモリ負荷を抑える
- メモリ不足による不安定さを軽減する
- クライアントとサーバーのメモリを節約する
FerriteCoreが向いている人
- MODを多数導入している
- 大型MODパックを遊んでいる
- メモリ使用量が多い
- メモリ不足のエラーが表示される
- Minecraftサーバーのメモリを節約したい
FerriteCoreでFPSは上がる?
FerriteCoreはFPSを直接上げるMODではありません。
メモリ不足によってJavaの処理が頻繁に止まっている環境では、カクつきが軽減される可能性がありますが、描画性能そのものを上げる役割ではありません。

4. Entity Culling
Entity Cullingは、プレイヤーから見えないエンティティやブロックエンティティの描画を省略する軽量化MODです。
壁の向こうにいるモブや、ほかのブロックに完全に隠れているチェストなどは、画面に表示されていなくても描画処理の対象になる場合があります。
Entity Cullingは非同期の経路判定を利用し、見えない対象を描画しないことでクライアント側の負荷を減らします。Fabric・Forge・NeoForgeなどに対応していますが、動作するのはクライアント側です。
Entity Cullingが効果を発揮しやすい場所
- モブを大量に飼育している拠点
- 村人交易所
- チェストや看板が多い建築物
- 額縁や防具立てが多い場所
- エンティティを多数追加するMOD環境
Entity Cullingが向いている人
- モブが多い場所でFPSが下がる
- 拠点へ戻ると急に重くなる
- 軽量で導入しやすい描画最適化MODを探している
- Sodiumと別の仕組みで描画負荷を減らしたい
Entity Cullingはクライアント専用なので、Minecraftサーバーへ入れても、サーバー内部の処理速度を上げるMODではありません。

5. ModernFix
ModernFixは、メモリ使用量、読み込み処理、起動処理、不具合修正などをまとめて扱う総合的な最適化MODです。
単純なFPS向上MODではなく、大型MODパックや多数のMODを導入した環境を総合的に改善することを目的としています。公式では、パフォーマンス向上、メモリ使用量の削減を行うMODとして説明されています。
ModernFixの主な効果
- メモリ使用量の最適化
- MODやリソースの読み込み処理改善
- 一部環境での起動時間短縮
- MOD環境で発生する不具合の修正
- クライアント・サーバー両方の最適化
ModernFixが向いている人
- 大型MODパックを遊んでいる
- Minecraftの起動や読み込みに時間がかかる
- 多数のMODを導入している
- メモリ使用量を減らしたい
- NeoForge・Forge系のMOD環境を使用している
ModernFixはFPS向上の第一候補ではない
FPSが低いだけなら、ModernFixよりも先にSodiumを試すのがおすすめです。
ModernFixは、起動・読み込み・メモリ・MOD互換性などに問題がある大型環境で追加を検討するMODです。

目的別のおすすめMOD
FPSを上げたい
まずは次の構成を試します。
- Sodium
- Entity Culling
SodiumでMinecraft全体の描画処理を最適化し、Entity Cullingで見えないエンティティの描画を減らします。
モブやチェストが多い場所だけ重くなる場合は、Entity Cullingの効果を確認しやすいでしょう。
モブやレッドストーンの処理を軽くしたい
おすすめはLithiumです。
- Lithium
FPSが高いのにモブの動きやブロック更新が遅い場合は、描画ではなくゲーム内部の処理が原因の可能性があります。
メモリ使用量を減らしたい
おすすめは次の構成です。
- FerriteCore
- 必要に応じてModernFix
FerriteCoreはメモリ削減に特化しています。
大型MODパックで起動や読み込みにも問題がある場合は、対応版のModernFixを追加で検討します。
Fabric 26.1.xのおすすめ構成
Sodium
Lithium
FerriteCore
Entity Culling
Fabric環境では、この4つを目的に合わせて組み合わせると、描画、ゲーム内部処理、メモリ、エンティティ描画をそれぞれ最適化できます。
最初からすべて入れるのではなく、1つずつ追加して起動確認するのがおすすめです。
NeoForge 26.1.2のおすすめ構成
Sodium
Lithium
FerriteCore
Entity Culling
大型MOD環境で起動・メモリ・読み込みにも問題がある場合は、次を追加候補にします。
ModernFix
Forge 1.20.1などのおすすめ構成
Forgeの旧バージョンでは、Sodiumの代わりにEmbeddiumが使われることがあります。
EmbeddiumはSodiumのコードを基にしたクライアント向け描画最適化MODで、ForgeではMinecraft 1.20.1以前に対応しています。
候補は次のとおりです。
Embeddium
FerriteCore
Entity Culling
ModernFix
CurseForgeで軽量化MODを導入する方法
CurseForgeアプリを使用している場合は、次の流れで追加できます。
- 軽量化したいプロファイルを開く
- 「コンテンツを追加する」をクリックする
- 導入したいMOD名を検索する
- 対応するMinecraft・MODローダー版を選択する
- インストールしてMinecraftを起動する
詳しい画像付き手順は、次の記事で解説しています。

MOD名が検索結果に表示されない場合は、現在のプロファイルのMinecraftバージョンやMODローダーに対応していない可能性があります。
軽量化MODの効果を確認する方法
軽量化MODを導入しただけで「軽くなった気がする」と判断すると、正確に比較できません。
可能な範囲で、導入前後の条件をそろえて確認しましょう。
FPSを比較する場合
- 同じワールドを使用する
- 同じ場所に立つ
- 描画距離と画質設定を同じにする
- 時刻や天候をそろえる
- 数十秒待ってチャンクの読み込みを完了させる
- F3画面などでFPSを確認する
平均FPSだけでなく、視点を動かしたときの一瞬のカクつきも確認します。
メモリを比較する場合
- 同じMOD構成とワールドを使用する
- 同じ場所で同じ時間待つ
- F3画面またはタスクマネージャーを確認する
- FerriteCore以外の設定を変更しない
- 数回測定する
Minecraftのメモリ使用量は常に変動するため、1回だけの数字で判断しないようにしてください。
軽量化MODを導入するときの注意点
対応バージョンを確認する
Minecraftのバージョンが同じでも、Fabric版とNeoForge版は別ファイルです。
次の3つが一致しているか確認してください。
- Minecraftのバージョン
- MODローダー
- MODファイルの対応環境
一度に大量に追加しない
軽量化MODを複数入れる場合も、1つずつ追加してMinecraftを起動します。
一度に全部入れて起動できなくなると、原因を特定しにくくなります。
同じ役割の描画MODを重複させない
同じ描画処理を置き換えるMODを複数導入すると、競合する可能性があります。
例えばSodiumとEmbeddiumは、基本的に同じ環境へ同時導入するものではありません。
大切なワールドをバックアップする
軽量化MODは通常、新しいブロックやアイテムを追加しません。
それでも、MODの競合や不具合によってワールドを開けなくなる可能性はあります。
導入・更新・削除の前には、ワールドとMOD環境をバックアップしてください。

よくある質問
5つすべて入れたほうがいい?
必ずしも、すべて入れる必要はありません。
FPSが低いならSodium、メモリが多いならFerriteCoreというように、困っている症状に合わせて選びます。
対応環境が一致していれば併用できる場合が多いですが、1つずつ追加して動作確認してください。
軽量化MODを入れれば低スペックPCでも影MODを使える?
必ず快適になるとは限りません。
影MODの負荷は、主にグラフィックボードへかかります。
Sodiumなどで描画処理を効率化しても、GPU性能が不足している場合は、シェーダー品質や描画距離を下げる必要があります。
サーバーを軽くするならどれ?
サーバーのゲーム処理にはLithium、メモリ使用量にはFerriteCoreが候補になります。
ModernFixも、対応バージョンではサーバー側へ導入できます。
SodiumとEntity Cullingはクライアント側の描画を改善するMODなので、サーバー内部の処理速度を上げる目的には向きません。
軽量化MODを削除するとワールドは壊れる?
軽量化MODは新しいブロックやアイテムを追加しないものが多いため、通常は削除しても追加コンテンツが消えることはありません。
ただし、MOD構成を変更する前にはバックアップを取ってください。
まとめ
Minecraftの軽量化MODは、それぞれ改善する処理が異なります。
| MOD | 主な役割 |
|---|---|
| Sodium | FPSと描画処理の改善 |
| Lithium | モブやレッドストーンなどの内部処理を最適化 |
| FerriteCore | メモリ使用量を削減 |
| Entity Culling | 見えないエンティティの描画を省略 |
| ModernFix | メモリ・読み込み・不具合を総合的に改善 |
FPSを上げたい場合は、まずSodiumを試します。
そのうえで、ゲーム内部の処理にはLithium、メモリ使用量にはFerriteCore、モブが多い場所でのFPS低下にはEntity Cullingを追加します。
ModernFixはFPS向上の第一候補ではなく、大型MODパックで起動・読み込み・メモリなど複数の問題がある場合に検討するMODです。
最初からすべて導入せず、1つずつ追加して、Minecraftが正常に起動するか確認しましょう。
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